2021年05月07日

身体の緊張を読みとる 貧乏ゆすり、爪噛み、髪いじり

ふだんの立ち居ふるまい、ちょっとした身ぶりが、心の状態を雄弁に語ることがあります。もしもあなたがいまこの瞬間、すべての動きをとめた状態で彫像になってしまったとしたら、そこにどんな物語を読みとることができるでしよう?

身ごなしと表情の1つひとつが、あなたの個性と生活環境を語り、あらゆる姿勢はあなたの感情を反映するでしょう。

ボディ・ランゲージという表現は、身体がうそをつかないということを前提にしています。とはいえ、身体の生理的不快感を隠すことができないとまではいえないでしょう。
緊張によるサイン

たとえばわたしたちは、頭痛がしてもたいていの場合は、だれかが発言するたびに痛みに身悶えするなんていうこともなく、ミーティングの場をなんとか切りぬけることができるものです。

しかし、イライラやウンザリといった不快な感情を抱いている場合には、如才のなさや遠慮のおかげで口にこそ出さずにこらえても、緊張性のくせ(貧乏ゆすり、爪噛み、髪いじりなどです)によって、無意識のうちに不快感があらわになってしまいます。
緊張性のくせは、それぞれ異なった意味をもっていると考えられています。貧乏ゆすりが出るのは、貧乏ゆすりをすることで気をまぎらわし、退屈だから会議を退席するといった、あからさまな行動に出てしまうのをがまんしているわけです。

爪をかむくせは、破壊的な本能をまぎらわせるため。髪をいじくるのは、他人からの非難がこたえていて、慰めがほしいといったとき。

こういう場合、人間は負わなければならない責任が最小限だった時代、つまり赤ちゃんのときの行動様式に退行したがるものです。

もし、わたしたちポティ・ランゲージが自分の身体言語が伝えるメッセージをきちんと自覚していなければ、そもそも緊張性のくせをおさえようにも、そのとっかかりさえつかめませんし、そうなると緊張性のくせは、ついには、直そうにも直せない悪癖として身についてしまうことになります。

悪癖を断ち切る最初の一歩は、爪をかめないように手をしばることではありません。緊張やイライラをひきおこす状況を、自分ではっきり知っておくことです。自分で自分を観察できるようになるのです。

ああ、われは「おしゃぶり」に手をのばしかけてるぞ、と気づいたらすぐ、わたしを不安にする状況はたくさんあるけれど、いまはたぶんそのひとつのただなかに′、るんだな、と自覚しましょう。自分自身を知るための旅路に一歩を踏みだすりです

旅の道みちで、わたしたちは心身に緊張をひきおこす奥深い原因を、ひとつまたひとつと発見していくことになるでしょう。

緊張してしまうような相手やできごとに、やむをえず直面してしまった場合の事後的な対処方としては、その場に関わっている自分以外のだれか(緊張性のくせというものは、たいていは他人の言動がきっかけではじまります)の目から見たいまの自分の姿を想像してみるというテクニックがあります。

自分以外の人間の目に、あなたはどういうふうに映っているでしょう?当のあなたはみとめたくないかもしれませんが、でもあなたがまずはじめに「他人はこういうふうに見ているだろう」と思った推測は、たいていはあたっているものです。

緊張性のくせのほんとうの原因をつきとめることによって、わたしたちはこの問題に合理的に対処することができます。

まず原因をはっきりさせてはじめて、その原因を根こそぎにし、結果としてあらわれたくせをなくす作業にもとりかかることができるのです。

ただし、緊張性のクセがいまにも噴きだしかねない状況で、応急手当的な対処法が必要なら、筋肉をほぐすストレッチやマッサージ、ヨガといったテクニックが、とりあえず身体レベルでの安静をもたらすのに役立ちます。ともかくもまず身体をリラックスさせる。この下準備を万全にしたうえで、自分の内面を知るための旅に出かけましょう。

長続きする安らぎを手に入れられるかどうかは、わたしたちが、自分自身をどれだけ知ることができるかにかかっています
posted by relux at 17:55 | Comment(0) | リラクゼーション
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